2012年3月12日月曜日

インタビュー④

※一般公募の中から脚本が選抜された、大戸 彰三さんが
3/9(金)の公開稽古に来られました。

本番目前の稽古の様子を見た
今の心情をインタビューしました。
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演劇作りは想像力の伝播作業だと思う。
脚本家の想像力が、脚本を通して演出家に伝わり、
演出家が想像力を膨らませてイメージした舞台を役者へ伝え、
それを受け取った役者やスタッフの想像力により具現化された舞台を観客が観て、
最後は観客の想像力によって演劇はひとつの作品として出来上がる。

演劇は一人で作るよりも、間に様々な人々の想像力が介入したほうが、
きっとその作品はより深くより芳醇なものへとなるだろう。

それはさながら伝言ゲームのようだ。

伝言ゲームでは、最初に提示された言葉は最終的にゆがめられて最後の者へ伝わるのが常だが、
それは伝達の課程で多くの人の想像力が働くから。

今回、「温羅伝説」という最初の提示をうけて私が始めた伝言ゲームは、
最終的にどれくらいゆがめられて届くだろうか?

私の想像を大きく超えてゆがめられることを期待している。

脚本:大戸 彰三

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