2012年2月9日木曜日

ゆるりと立ち上がることを期して

多くの方に,「演劇on岡山Ⅱ」の趣旨をお伝えし、このような活動がこれから
広まることを願って、あるいは途絶えてもその種が再び芽をだすように期して、
次のような文をお送りする準備を進めています。

「演劇on岡山Ⅱ」は、公募した脚本<温羅伝説>の中から、昨年の12月に「晴
れ時々鬼」(作:大戸さん)を選びました。そして1月8日に出演者17名と演
出家・関美能留さんが出会い、「創り込み」が始まりました。
 稽古は、新しくできたルネス金庫棟のワークルームで毎週3回行われています。
3ヶ月間岡山に滞在される演出家と、地域の様々なアーティストおよび専門家の
13名の方も参加しての協同作業。
    
 理事長を始め多くの方が関わられる中で「地域で演劇という文化を創りだす」
システムが少しずつ整っています。このような企画が「当たり前」なこととして
根付くことを願っています。

 街が[演劇というブンカ]を持つことは、単なる私的な娯楽でなく、自分たち
の歴史を再認識する術として、今の私たちの代弁者として、そして未来に期す
るものを観る、感じる・・・ 楽しみながら、そこにいる人々が過去・現在・未
来を共有する公的な装置です。

 「晴れ時々鬼」素敵な題の脚本は、異能の常識人・関さんと私たちを代表者
する役者、それを支える職能の方々によって3月19日、20日にこの世に、この
岡山にゆるりと立ち上がります。
                             大塲(制作)

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